3Dプリント技術に興味があるクリエイターや導入を検討している企業の方々を対象に、実際の体験を通じて知識の共有や技術交流、そして新しいビジネスチャンスの創出を目指して開催しました、3Dプリント体験コミュニティイベント「ヨルラボ」のレポートをお届けします。
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■ファシリテーター
3Dプリント師/YOYOMAKER/プロトタイプラボ開発アドバイザー
東方 秀樹(トウホウ ヒデキ)さん
■プロフィール
・横浜国立大学教育人間科学部卒
・ヤマハ音楽振興会に入社後、東京・神奈川の直営音楽教室、関西の特約店マネジメントに従事
・退職後、ハードウェアスタートアップ、株式会社ニコ・ドライブで身体に障がいを持つ方のための自動車用品製造販売に従事
・同時期に3Dプリンターによるヨーヨー製作を追求する個人ブランドYOYOMAKERの個人活動を開始
競技世界チャンピオンのヨーヨーや用品の開発を行いながら、3Dプリンターの活用普及を進めるべく不定期でワークショップを主催する
・チェコの3Dプリンターメーカー、PrusaResearch社の日本現地協力スタッフ
・2023年より、東京都中小企業振興公社OiF多摩国分寺館プロトタイプラボの開発プロセスアドバイザーに就任
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好評につき第5回目を迎えたヨルラボ。
今回は常連の方と3Dプリンターは知っているものの使いこなせていない方でグループ分け。東方さんと施設職員が2人体制で対応。
3Dプリンターは前回同様計5台体制で皆さんをお迎えしました。
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最初に3Dプリンターの実演を通じて、3Dプリントがどのように行われるのかを実際に見ていただきました。
特に印象的だったのは、カスタムデザインのボールや、子ども向けのオモチャが完成する様子。
参加者からは「これを家でも試したい!」との声が上がっていました。
今回初めて参加された方は、3Dプリンターを持っているものの、うまく使いこなせず問題解決ができないまま今に至り、
どうしようかと悩んでいたところ、このイベントを知り参加してみたとのこと。
どの過程で何がうまくいかなかったかを東方さんにいろいろ説明して、アドバイスを求めておられました。
「ノズルのトラブルを解決するには?」「素材の選び方は?」といった技術的な話題で盛り上がる一方、3Dプリンターをビジネスに活用するアイデアについても活発な意見交換が行われました。
3Dプリントで作られたオモチャをガチャマシンに入れて楽しめるのでは?
大型の3Dプリンターであればガチャマシンも造れるのでは?
などなど、3Dプリント製品に触れながら、プリンターの仕組みやスペックなどを理解していくことで、皆さんからいろいろとアイデアが湧き出てきました!
初心者から経験者までが一堂に会し、課題を共有し解決策を模索する時間もありました。
アドバイザーの東方さんからだけではなく、経験のある参加者の方から、実体験をもとにした意見を聞くことができるのもこのイベントの良いところですね。
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■最後に
このイベントの魅力は何と言っても、学びと交流の両方を楽しめるところ。
初心者には基礎を学ぶ場を、経験者には深い技術的な情報交換を提供しています。また、参加者同士の距離が近いので、新たなコラボレーションのきっかけが生まれることも。
私たち運営側もフラットな関係を大切にしたいと考えています。参加者全員が「学び合う仲間」として楽しい時間を過ごせます。
次回の「ヨルラボ」では、どんな出会いや発見が待っているのか、今から楽しみです。
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3Dプリント体験コミュニティ「ヨルラボ」は、今後も継続して毎月最終金曜に開催予定です。
3Dプリンターの可能性に興味を持たれた方、ビジネスに活かしていきたいとお考えの方、お気軽にご参加ください!
また、初心者の方向けに11月から新たに
「無料CADで始める初めての3Dプリント-3Dプリント体験コミュニティ「ヨルラボ」-」
も始めました!3Dプリンターを使い始めたばかりという方、やる気はあるので基礎から学びたいという方は是非
「無料CADで始める初めての3Dプリント-3Dプリント体験コミュニティ「ヨルラボ」-」
からご参加ください。
次回開催予定など詳細は公式サイトやSNSで発信する予定です。お待ちしております!