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『3社協働のものづくり 「ものづくりのワ」から広げる可能性のワ』

<イベント内容>
東京都足立区と江戸川区の製造業3社が結成したプロジェクト「東京町工場ものづくりのワ」。
同業種ながら異分野の製品を扱う会社同士が活発に交流することで、お互いが持つ独自の技術を深化させ、キャリア形成を図るための人材育成にも取り組んでいます。
またITの活用によって情報をタイムリーに共有することで「業務の見える化」を実現、プロセスを最適化させ業務効率化を図っています。
セミナーでは、東京町工場「ものづくりのワ」の事務局長 宮本卓氏に登壇いただき、本プロジェクトを中小企業の取組事例として、これからの企業間交流や協業・共創の在り方を、実体験をもとにお話しいただきます。

<講師紹介>
東京町工場「ものづくりのワ」 事務局長 宮本卓氏    
株式会社creative Works 代表取締役 / 宮本溶接塾 塾長
1978年東京都生まれ。東京工業大学大学院修了 工学修士。専門は金属工学。大手鉄鋼メーカーにて7年間、研究開発から製造現場まで幅広く従事した後、実家である宮本工業所にて溶接の修行。2012年、独自のものづくりを発信する場としてCreative Worksを立ち上げる。2022年に法人化。
東京都内の金属加工会社が協働する「東京町工場ものづくりのワ」に、立ち上げから事務局として参画。現在は現場技能・技術の支援、コーディネート役も務めながら、職人の育成や企業単位での技術の向上を支援する。
東京都立城東職業能力開発センター溶接科講師歴10年。センターにて、未経験者を含む200名以上の習得過程に接しながら、独自のノウハウを研究。これまで確立されてこなかった、最短で上達する溶接学習法の開発に取り組む。
『徹底図解 溶接の基本と作業のコツ』(ナツメ社)監修
平成24年度東京ものづくり若匠(溶接)認定。2女1男の父。趣味は宇宙開発。

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目次

1. はじめに
2. 地域連携の重要性
3. 三社共同プロジェクトの成功事例
4. IT活用による生産性向上
5. 職人技術の育成と共有
6. まとめと今後の展望

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1. はじめに

今回のセミナーでは、地域連携による中小企業の成長について、具体的な成功事例を通じて、その可能性を探りました。特に、他社と協力し合うことで得られるシナジー効果については、参加者からも多くの共感が寄せられました。

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2. 地域連携の重要性

冒頭では、中小企業の連携の重要性が強調され、地域ネットワークを活用してビジネスチャンスを広げる方法が具体的に紹介されました。例えば、同じ地域内の企業が定期的に集まり、情報交換を行うことで、相互に新たな顧客や取引先を見つけることができるという話が印象的でした。

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3. 3社協働プロジェクトの成功事例

また、中盤では3社協働で行った「ものづくり」プロジェクトの成功例を紹介しました。このプロジェクトは、地域の小さな町工場が協力して新製品を開発するもので、各社が持つ技術やノウハウを最大限に活かし合いました。特に、板金や溶接の技術を持つ各社が、共通の目標に向かって一丸となって取り組むことで、プロジェクトは順調に進みました。
また、プロジェクトを進める中で得られた信頼関係が、次なるプロジェクトへの礎となり、企業間の連携がさらに強固なものとなったことも紹介されました。これは、異なる業種間の連携が、各社の成長にとってどれだけ重要かを物語っています。

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4. IT活用による生産性向上

続いて、ITの導入が中小企業に与える影響について詳しく説明がありました。宮本氏は、自社が導入した生産管理システムについて言及し、これにより業務効率が大幅に向上したと語りました。例えば、受発注の管理や生産工程の可視化が進み、リアルタイムでの進捗確認が可能になったことで、顧客対応のスピードも向上しました。
また、企業間の情報共有がスムーズになり、各社の強みを最大限に引き出すことができたという話もありました。ITを活用することで、従来の手作業や口頭でのやり取りに比べ、業務の透明性や正確性が飛躍的に高まったといいます。

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5. 職人技術の育成と共有

さらに、職人技術の育成と共有がどのように進められているかについても触れられました。宮本氏は、職人同士の交流が技術の向上や新しいアイデアの創出に繋がることを強調しました。特に、自社の溶接技術を他社と共有し、共同で新たな技術開発を行うことで、競争力のある製品を生み出してきたと述べました。
また、職人育成のための支援システムや教育プログラムの導入が、次世代の技術者を育てる上で重要な役割を果たしていることも紹介されました。具体的には、溶接作業を動画で記録し、技術のフィードバックに活用することで、より効果的な指導が行えるようになったとのことです。

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6. まとめと今後の展望

今回のセミナーを通じて、中小企業が地域内で連携し合い、互いの強みを活かして成長していく可能性が示されました。ITの活用や職人技術の共有が、企業の成長を支える重要な要素であることが確認され、参加者の皆さんにも多くの示唆を与えたことと思います。


これからも、こうした連携の輪を広げていくことで、中小企業が持続的に発展していくことが期待されます。今後のセミナーやイベントにもぜひご参加いただき、さらなるビジネスチャンスを見つけていただければ幸いです。



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