はじめに
オープンイノベーションを推進するうえで欠かせないのが、「自社の強みを明確にし、外部にわかりやすく伝える力」です。
本イベントでは、売り方や販路の最適化をテーマに、講師による基調講演とワークショップを通して「同業他社と比べて、自社が差別化できるものは何か?」 を明確し、実際に自社の強みを言葉に落とし込むワークショップを行いました。
大切なのは差別化
冒頭のアイスブレイクでは、ある名刺を例に「どうすればもっと効果的に伝わるか?」を参加者同士でディスカッション。たった1枚の名刺でも、差別化できる点はたくさんあり、参加者それぞれがさまざまな意見を出し合っていました。
基調講演
基調講演では、必要な情報、伝える力、伝える力を高めるプロセスを整理し、講師が伝えるべき内容について、4つのポイントを提示してくれました。
・基本情報を明確に伝える
・信頼感・安心感を与える
・自社の強みを言語化する
・感情をゆさぶるアクションを促す
これらのポイントを事例とともに解説し、単なる理論ではなく、具体的な実体験に基づいた内容に、参加者からは「具体的で、わかりやすい」という反応も見られました。
自社の強みを、自分の言葉に落とし込む
自社の特徴や強みを整理し、差別化できる要素をまとめるワークショップを実施。参加者一人ひとりが発表を行い、学んだ内容を“自分の言葉”として『自社の強みを整理し、他社と比べて優れている点を、文章にして表現する』実戦経験をしました。
ワークの中で自然に会話が生まれ、参加者同士の交流が深まる場面もありました。
交流から広がる、新たなつながり
ネットワーキングは予想以上に盛り上がり、終了時間直前まで会話が続きました。イベント後にはコワーキングスペースなど、施設見学も行いました。
参加者からは
「わかりやすく整理できた」
「明日から実務に活かせそう」
といった声が寄せられました。
今回のワークショップは、参加者一人ひとりが「同業他社との差別化を整理し、それを言語化する」ことを身に付け、自分の言葉で、自社の魅力をわかりやすく伝える経験と知見を持ち帰ることができました。
オープンイノベーションフィールド多摩では今後も、定期的にイベントを開催していきます。ぜひご参加ください。
株式会社フラットコード
代表取締役
阿部 義広 氏
・東京都立国立高等学校、東京都立大学建築工学科を卒業後、清水建設に入社。
海外勤務を経て、インターネット黎明期である1990年代後半から同社のホームページ制作・運営に携わる。
・その後、インターネットの可能性に魅了され、Web系企業を経て2006年に個人事業として独立。
2011年、品川区立西大井創業支援センターにて法人化し、五反田駅前にオフィスを移転、現在に至る。
・ホームページ制作を軸に、企業や団体の強みや魅力を伝えるため、SNS・広告・紙媒体など多様なメディア活用を支援。
・コンサルティングから制作・運用までを一気通貫で行い、中小企業から上場企業、地方自治体まで幅広い実績を持つ。
・「コミュニケーションの支援を通して、人と人をつなげ、未来を築く」をパーパスに活動している。
・東京商工会議所をはじめとする公的機関でのセミナー講師や、川崎市産業振興財団「新分野・新技術支援研究会」のコーディネーターなども歴任。
(実績、役職)
東京商工会議所・登録エキスパート(IT・マーケティング部門)
川崎市中小企業センター・登録専門家(IT・マーケティング部門)
東京商工会議所品川支部/しながわ観光協会/中小企業同友会会員
今後もオープンイノベーションフィールド多摩 国分寺館では多摩地域の中小企業の皆様にとって有益な情報を届けてまいりますので、足をお運びください。