2024年10月23日(水)、24日(木)に、新技術創出交流会に出展させていただきました。
新技術交流会とは
優れた技術・製品を有する都内中小企業とオープンイノベーション志向の大手企業との間で、多くの商談等ができる機会を提供することで、技術連携や開発受託等、新たなビジネスの土台作りを目指し、個別面談と製品展示をリアルで同時に行うマッチングイベントです。
(公式サイトより引用)
技術連携に精通したマッチングコーディネーターの方が技術ニーズのある大手企業等との面談をフォローアップしてくださるなど、大手とのつながりも作ることができます。
今回は280社と最多の参加数となったそうです。
加工/電気・電子・光学/システム・ソフトウェア/材料/評価・検査 /IoT・AI/その他と7つの事業分野ごとに各社のブースが並び、たま未来メッセ内が熱気に包まれておりました。
私たちOiF は支援事業としてブース出展の機会をいただき、 来場者の方はもちろん出展者の皆様とたくさん交流のお時間をいただくことができました。 私たちも各ブースの展示物や、サービスを拝見しました 。 OiF運営スタッフが独断で、印象に残ったお話を共有いたします!
●IoT・AI
会話とほぼ同時進行で翻訳ができる生成AIを開発されている会社さん、英語や中国語など10か国以上の翻訳が 可能なサービスということで、海外の方との商談や 観光案内の窓口など広く利用されているそうです。
生成AIに会社のデータを直接学んでもらい、その会社にあった生成AIに成長させるRAGという分野のお話がとても興味深かったです。
またVR分野で出展されている会社さんでは、スマホを決まった絵にかざすと人が浮かび上がってきて音声と共に踊りながら説明するという機能をもつ商品を開発されているそうです。主な用途や受発注先を伺ったところ、オフィスや医療現場のレイアウトから、観光などを盛り上げるコンテンツとしてなど、幅広い現場で活用されているとのことでした。
●ソフトウェア分野
感電の体験ができるデバイスを開発したとのことで、体験させていただきました。
電気工事現場の研修で活用されているそうですが、体験型のアトラクションなどへの活用など、エンタメのような用途でもお使いいただけるとのことで、感電と共にさらなる可能性も感じることができました。
●加工
様々な加工技術を持った企業が出展をしており、そんな部品、技術が存在するのかと驚きが多くありました。
我々がオープンイノベーションを支援する中で加工会社は新規取引先やマッチング相手にどんなことを望むのか質問してみたところ、最低限図面などを持ってきてくださるとスムーズに進むという会社が多く、設計・開発から伴走するという企業は少数だということでした。
マッチングを促進していく上で、必要な観点を伺うことができました。
●その他分野
金融機関や企業支援機関などが出展されており、企業のお困りごとに対して正面から向き合っている団体ばかりでした。
OiFも中小企業支援施設として、他の支援機関の皆様と連携を図れないかという視点で、意見交換をさせていただきました。
どの団体の方も企業の発展や支援に 想いがあり、何か一緒にできることはないかと前向きにお話させていただくことができました。
第一線でご活躍されている企業さんのお話をたくさん伺うことができました。ご縁をいただいた皆様、ブースに来てくださった皆様改めて本当にありがとうございました。
今回出展されなかった事業者の皆様も、東京都内の中小企業かつ加工/電気・電子・光学/システム・ソフトウェア/材料/評価・検査 /IoT・AI/その他に該当する事業者あればエントリー可能とのことですので、是非ご検討くださいませ。
今回の出会いをきっかけに地域の方と結びつきを強め、より多摩地域の中小企業の皆様にとって有益な場を提供できるよう邁進してまいります。
OiF通信では、中小企業向けのイベントやオープンイノベーションについて今後も発信してまいりますので、是非ご覧ください。