※全2回の連続講座(オフライン開催)
<講師紹介>
一般社団法人 i-ba 柴田雄一郎氏
トヨタ自動車のメタバース『メタポリス』や経産省・内閣府が運用するビッグデータ・ビジュアライズ・システム『地域経済分析システム(RESAS)』、その他ソフトバンク、ゼンリンなどの新規事業専門のクリエイティブ・マネージャーを担当。アート思考やデザイン思考の実践者として企業の新規事業伴走支援から社員研修までを担当する。
<実施内容>
新しいものを生み出す思考法「アート思考」や「デザイン思考」を活用して、新規事業や他業種との協業の仕方を学ぶ実践的な講義とワークショップ。
VUCAと言われる現代において、新しい商品やサービスを生み出さなければいけないという危機感があるものの、良いアイデアが浮かばない、1人ではなかなかビジネスに落とし込めないと思っている方を対象に実施しました。
<ワーク内容>
・前回の振り返り
・グループの各メンバーが属する会社が持つ製品、サービス、技術等で仮想のオープンイノベー
ションを創造してみる
→どのような社会的課題の解決や価値創造に繋がるか、などの視点で創造
・グループごとに発表
・感想、まとめ
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<レポート>
連続講座の2回目となる今回はワーク中心、前回のおさらいからスタートしました。
3名1組でテーブルを分け、まずは講義中に出された簡単なテーマでウォーミングアップをしてから、宿題についてのグループワーク。模造紙にグループ毎に書き出してディスカッションしながら形にまとめて発表する流れで進みました。
アイデアを出す際は、発想を重視しアイデアを否定せずに膨らませる方法だったこともあり、心理的安全性が高い雰囲気の中でディスカッションと発表が行われました。
ワークショップ1
「新結合」の練習として、マインドマップから連想したものを発表してイメージを膨らませていきます。
アイデア大喜利
〇と〇をかけて〇と解く、そのビジネスは?
ワークショップ2
「内発的動機」ワークショップ
「SDGs」を中心に名詞を入れてマインドマップを広げていき、それぞれ意見を出し合った後、合意形成は多数決ではなく、だまってマップを動かしていき、真ん中のものに決定します。
ワークショップ3
「オープンイノベーション」アセットの新結合
社内リソースと社外との新結合として、社外のサービスや商品と結び付けて新しい商品・サービスを妄想していきます。
ワークショップ4
「リバース・アサンプション」=既成概念(常識)の否定
物事の常識を3つ書き出して、常識を否定して、否定したものを説得できる内容を考えます。例えば、新しい常識から生み出された、新しいホテルはどんなホテルですか?
などなど、ワークの時間を通じて、皆さんから様々な意見が出され、活発なディスカッションが行われました。
普段は仕事でアイデアや企画を考えようとすると、どうしてもルールや規制がある前提で自由な発想が出なくなってしまいがちですが、こういったワークを通してトレーニングしておくと、仕事においてどのように発想を組み立てていくか自分なりに整理できるようになりますね。
最後に・・・
第2回目を終えて、参加者アンケートから
「ワークショップを通じてアート思考の理解が深まって、大変満足」50代・製造業
「具体的な方法論を学べた」30代・IT関連
など、皆さんの満足度は、とても高かったようです。
また、今回の関連図書として、講師の著書「自分軸で生きてます」を館内に配架しております。皆さんも、ぜひご覧ください。
この度は2回に渡り、ありがとうございました。