『企業の未来を拓く広報・PR活動~無名企業が”有名になるため” の一手とは〜』
講師:株式会社シプード代表/舩木 真由美 さん
広報の専門家である舩木 真由美 さんに「攻めの広報PR」活動について教えていただくセミナーを開催しました。
【登壇者】
舩木 真由美 さん
株式会社シプード 代表取締役 COO
人気テレビ番組の制作現場(フジテレビ「とくダネ」)を経て、国内No.1の大手PR会社にてPRキャリアを積み、東証一部上場前で日本を中心に事業を拡大中だった楽天株式会社に2008年から在籍。
楽天市場事業内に攻めのPR組織立ち上げを遂行し、広報・PRやマーケティングを経験。2014年より株式会社シプード代表取締役として、PR代行業が主流のなか、企業の中の広報人材を育てる業界初の「広報・PRの家庭教師サービス」を立ち上げ200社超を支援。
現在は無料のオンライン広報サービス「PRONE」も開発し提供中。
広報専門家として上場企業ロードスターキャピタル株式会社と株式会社WACULの社外取締役にも就任。
開始早々、舩木さんより「広報のビジネス書1冊分くらいの内容のセミナーです」とのご説明がありました。
数時間かけて読むビジネス書の内容を90分(かつ無料!)で、専門家の講師から直接学べるなんて、超お得なセミナーです!
参加された方は本当にラッキーでしたね!
【セミナー内容】
1. 広報と広告の違い
2. 広報・PR活動強化によるメリット
3. PR成功事例
4. 取り上げられやすいネタの切り⼝とは
5. プレスリリース作成の10原則と成功事例
6. 効果的なリリース配信の⽅法
企業自らが発信する情報には「愛」があるので、PRは企業の中の人に担ってほしい、とおっしゃる舩木さん。
攻めの広報のメリット、そのコツや身につけるべきスキル、具体的なノウハウを詳細にご説明いただきました。
特に、事務局のわたくしが新鮮に感じた点は、メディアへアプローチする方法についてでした。
コロナ禍以降、ネットで取材をする記者が増えており、40~75%もPRから情報を得ている、といった記者事情や、「記者とはどんな人物か」といった分析から、どのように記者にアプローチすると取り上げてもらいやすくなるかといった具体的なテクニックや、記者の目に付いて取り上げてもらえるプレスリリースのポイントなど、事例を交え、詳細に教えていただけました。
「メールアドレスはシンプルな方が良い」「記者はスピード重視のため電話番号を載せたほうが有利」といった、記者にメールをする際のポイントや、「記者クラブを活用する」「SNSで記者を検索して直接アプローチする」といった「記者とつながる方法」などは、メディアの世界に身を置いていた舩木さんならではの、貴重かつ即活用できる情報でした。
わたくしは、公的機関に設置された記者クラブがあることを知らず、市や商工会議所内にも地方記者クラブがあるという情報は、目から鱗でした。
参加者の皆さんも、記者やメディアとの関わり方の道筋が見えたのではないでしょうか。
質疑応答では、セミナーの内容を深く理解されたうえでの非常に具体的な質問が、参加された皆様よりたくさん出されました。
舩木さんの回答も1件1件に細かく、事例も上げて答えてくださり、とても濃密で有意義な時間になりました。
参加された方から、「濃密で情報量の多いセミナーで刺激的だった」「今日のセミナーを参考に、プレスリリースを発表する件数の目標を立てました!」といった前向きな感想をいただきました。
OiF国分寺館では、今後もオープンイノベーションにつながる様々なジャンル・分野のイベントを企画しています。
今回、ご参加できなかった方も、ぜひ一度、OiF開催のセミナーにご参加ください!