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実践で学ぶ!メディアに響くプレスリリース作成ワークショップ


経験豊かな専門家を講師に招き、グループワークを通してメディアに取材してもらい拡散を狙うための効果的かつ具体的なプレスリリースの作成方法を身につけていただくワークショップを開催しました。
全2回のうち2回目イベントのレポートをお届けします。

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■目次
1. セミナーの概要
2.    宿題の発表とフィードバック
3.    実践を通じた学び:効果的なタイトルとサマリー
4.    まとめと次のステップ
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1.セミナーの概要​​

「メディアに取材されるためのプレスリリース作成法」をテーマに、株式会社シプード代表取締役COO・舩木真由美さんを講師に迎えた2回目のワークショップが開催されました。
今回は、1回目の最後に出された「プレスリリースのタイトル作成」の宿題をもとにグループ内でディスカッションのうえ発表を行い、メディアに響く効果的なプレスリリースの完成を目指しました。

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2. 宿題の発表とフィードバック

グループワークの前に、舩木さんからは前回のおさらいを兼ねたプレスリリース作成のポイントとコツについてのレクチャーがありました。

•    新規性・社会性の重要性: 例えば「国内初」「業界発」といった新規性や、「社会課題への貢献」などの社会性を明確に示すこと。
•    読み手を意識した工夫: タイトルに具体的な数字や日付を入れることで視認性を高める。
               また、必ず画像を入れること。
•    発表のタイミング: イベントやニュース性のある日の数週間前にリリースを配信するのが効果的。

それを踏まえたうえで、参加者それぞれが作成してきた宿題の「プレスリリースのタイトル」の中から、グループ内のディスカッションで発表するものを選出し、プレゼンが行われました。


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3.実践を通じた学び:効果的なタイトルとサマリー

今回のワークショップでは、タイトルの付け方と1行目のサマリー文章の重要性について、改めて実感できました。
グループ毎に選出して発表したタイトルと、評価ポイントは以下のようなものでした。


‣「イギリス発 認知症予防プログラムを取り入れた英会話学習」
  →「イギリス発」という新規性と「認知症予防」という社会性が読者に刺さりやすいタイトルになっている。
‣「iPhone新機種対応アクセサリーの新ブランド誕生!推し活や清潔さにこだわったアクセサリーをラインナップ」
  →iPhoneの新機種発売という社会的にも業界的にもバツグンの話題性を押さえており、女性をターゲットにした「推し活」「清潔さ」といったワードも記者にとって書きやすいポイントになっている。
‣「業界初!アップサイクルバッグブランド、2024年秋発売!」
  →老舗プレスメーカーが廃棄予定のバックルの金型を再利用して新ブランドを立ち上げるという話題性、「アップサイクル」「サステナブル」といった社会性の強いワードが記者の興味を引く。
‣「国内初の新サービス!MR(複合現実)アニマルセラピーにボール投げ新機能実装」
  →「国内初」、「高齢者向け複合現実アニマルセラピー」というエッジのきいた話題性だけで記者の関心を得られ、さらに「ボール投げ新機能」で体を動かすリハビリもできるという社会性がプラスされている。

各グループの発表を受け、舩木さんから「プレスリリースのタイトルに社名は入れなくてOK」「URLは興味を持ったらすぐクリックできるよう、タイトル、サマリーの直下に記載」などノウハウのフィードバックがありました。
また、プレスリリースの送り先についてのレクチャーもありました。
レクチャーはプレスリリースサービス、記者クラブなどの説明から    記者を見つける検索方法にまでおよび、広報初心者には得難い情報だったと思います。



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4.まとめと次のステップ

2回のワークショップを通じて、参加者は自社のサービスや製品を効果的にアピールするためのプレスリリース作成スキルを実践的に学びました。

グループワークでほかの参加者とコミュニケーションをとることで、一人では思いつかない発想を得られたのではないでしょうか。
また、舩木さんから丁寧且つわかりやすいレクチャーやフィードバックを受けることができ、直接、質疑応答ができたことで、プレスリリース作成に対してのハードルが下がり、前向きに広報活動に取り組む意欲につながったようでした。

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今後も中小企業の皆様の業務に役立つワークショップを開催してまいりますので、ぜひご参加ください!



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