イベントの魅力:若い力で地域を活性化
2024年3月18日、「スタートアップで地方創生!学生が起こしたオープンイノベーション」というタイトルのセミナーが開催されました。このイベントは、株式会社たびふぁんの西岡貴史氏を講師に迎え、学生たちがどのようにして地域の活性化に貢献するかについて語られました。
西岡貴史氏の紹介とたびふぁんのミッション
西岡氏は、自身の経験を基に、国内旅行の魅力を広めることを目指して活動しているスタートアップ企業「たびふぁん」を創業。温泉好きが高じて温泉学会にも所属し、温泉をテーマにした事業も展開しています。大学時代には商学部会計学科で学び、旅行系のスタートアップに携わり、その後大手旅行会社からの内定を辞退して「たびふぁん」を立ち上げました。
たびふぁんのミッションは「社会に旅のファンを増やす」ことであり、日本のニッチな観光地を紹介することで地域のファンを増やし、旅行業界全体を盛り上げることを目指しています。
学生時代からスタートアップへの挑戦
西岡氏は大学時代からスタートアップに挑戦し、旅行業界の中で新しいビジネスモデルを模索してきました。大学のビジネスコンテストで最優秀賞にあたる賞を受賞し、起業のきっかけを掴んだものの、その過程には多くの試行錯誤と困難がありました。
例えば、旅行雑誌には載っていない美しい景色を発見し、それをSNSで発信することで、隠れた観光資源の魅力を広める活動を行っています。また、インフルエンサーと連携し、地方の観光地をプロモーションするプロジェクトも進めています。
オープンイノベーションの実践
西岡氏が提唱するオープンイノベーションは、既存の業界に新しい視点や技術を組み合わせることで、新たな価値を創造することです。例えば、デジタル化が遅れている観光業界にITのロングテール理論を適用することで、ニッチな観光地にも経済的な価値を見出すことができると述べています。
たびふぁんの取り組みは、既存の観光モデルに新しい要素を組み合わせることで、地方の魅力を再発見し、広めることを目指しています。
参加者へのメッセージと今後の展望
西岡氏は、イノベーションは新しい技術や斬新なアイデアだけではなく、既存の要素を組み合わせることでも生まれると強調しました。自身の経験を通じて、行動し続けることの重要性を訴え、参加者に対して「一歩進んだイノベーション」を目指して挑戦するよう呼びかけました。
最後に、地域のポテンシャルを最大限に引き出し、日本全体の観光産業を活性化させるための活動を続けていくことを誓い、セミナーを締めくくりました。