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「結びつき」を「形」にする~ビジネスアイデアの共創ワークショップ デザイン×アート×ロジカル思考でグループワーク①

※全2回の連続講座(オフライン開催)

<講師紹介>
一般社団法人 i-ba 柴田雄一郎氏
トヨタ自動車のメタバース『メタポリス』や経産省・内閣府が運用するビッグデータ・ビジュアライズ・システム『地域経済分析システム(RESAS)』、その他ソフトバンク、ゼンリンなどの新規事業専門のクリエイティブ・マネージャーを担当。アート思考やデザイン思考の実践者として企業の新規事業伴走支援から社員研修までを担当する。

<実施内容>
新しいものを生み出す思考法「アート思考」や「デザイン思考」を活用して、新規事業や他業種との協業の仕方を学ぶ実践的な講義とワークショップ。
VUCAと言われる現代において、新しい商品やサービスを生み出さなければいけないという危機感があるものの、良いアイデアが浮かばない、1人ではなかなかビジネスに落とし込めないと思っている方を対象に実施しました。

<ワーク内容>
・オープンイノベーションの目的とは、なぜ「アート思考」「デザイン思考」が必要か
・デザイン×アート思考で簡単なグループワーク
・ロジカル思考で簡単なグループワーク
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はじめに

今回の講師は、2024年3月に「今さら聞けない・・・オープンイノベーションとは?中小企業の新たな価値創造~」というテーマでセミナーを開催していただいた柴田氏。今回は全2回のワークショップとして登壇していただきました。今回の参加者は、30代から50代の会社員や経営者など。お住まいは国分寺市近辺の方のみならず、講師のSNSを見て、長崎や大阪から駆けつけてくれた方もいらっしゃいました。

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レポート

1回目となる今回は、アート思考・デザイン思考とは何か?というところからスタート。
アート思考は自分軸の物語、正解を創る、正解を超えた今までにない価値を創造することであり、デザイン思考は他人軸の物語、ニーズを満たす正解を生み出すことですが、3月開催のセミナーのおさらいとして、柴田さんから改めて解説していただきました。

途中、アート×デザイン思考で簡単なグループワーク。
問題:ヒューストン空港の荷物の受け取り場所です。「出てくるのが遅い!というクレームが多く改善したい」どうしたらいいでしょう?
ロジカルとデザイン×アート思考で解決!ということで、グループ内でディスカッション。「待ち時間を退屈させないよう観光ビデオを流す」など、様々な意見が出ました。

問題:プロポーズ方法の違い
ライバルがバラの花10本持ってプロポーズした。さて、あなたならどう対応する?
(皆さんも考えてみてください)

また、アート思考へのマインドシフトとしての授業も。
7限目:美術の時間
「絵が描ける人、手を上げてください」という質問で、ほぼ挙手がなかった後に続いて、「下手な絵なら書ける人、手を上げてください」と質問をすると下の写真の光景が。


描けないという「思い込み」を捨てようということですね。

柴田さんからは
アート思考へマインドシフトするには
1、「既成概念」をなくす=発想の幅を広げる
2、「正解」を求めない=間違えても良い安心感
3、「直感」を信用する=自己肯定感を高める
ことがポイントであるということを解説していただきました。
また、アイデアを発想する習慣として、「ときめきメモ」や「トレンドレポート」を記すと良いそうですよ!

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まとめ

アート(直感)、デザイン(共感)、ロジカル(理論)の3つを使い分け、バランスよく思考する「クリエイティブ・マネジメント」が大切。

アート思考が、なぜ必要なのか?
「正解がない」時代で本質とは何か?という自分起点の発想をすることが求められており、自立と創造性が重要、ということを学びました。

※次回への宿題
自社、自分の棚卸(マインドマップで可視化)
例:自分史(最初の記憶、なぜ その仕事を選んだか・・・など)

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最後に・・・

第1回目を終えて、参加者アンケートから「どの話も仕事や私生活に役立つ話ばかりで大変参考になりました」との声もあり、満足度も高かったようです。
我々事務局も、今後に向けて、いろいろ活かしていきたいと思った次第です。3時間の長丁場、ありがとうございました。



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