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中小企業のマーケティング戦略を学びました!


『一点突破で未来を切り開く!中小企業のマーケティング戦略』
講師:流通コンサルタント 株式会社アバンダイフ代表取締役社長 /高橋 秀樹 さん


中小企業が生き残る為には、正しい自社分析と適切な戦略を展開する必要があります。
具体的な成功例も交えながら、中小・小規模企業の経営者が実践できる方法についてお話しいただきました。
※今回のセミナーは、講師オンライン登壇で開催しました。
当日のイベント概要はコチラ


大きなマーケットを相手にする小さな会社が、どのようにして自分の商圏で勝つか、お客様に選んでいただけるかということがいかに大切であるか、ということを今までの経験や勉強を通して、高橋さんは学んでこられました。

コロナ禍から急激に広まった在宅ワーク、パワハラ・モラハラをはじめとしたハラスメント問題の顕在化、AIの台頭など技術革新など、社会環境が劇的に変化しているとも言える現代。
少し前までは当たり前だったことが、いつのまにか時代に合わなくなっている、ということも良くありますが、これは本セミナーのテーマである「マーケティング」でも同じことが言えます。

講義では、PDCA(Plan計画→Do実行→Check評価→Action改善)のサイクルをしっかり回すこと、このサイクルを回そうとチャレンジする中で小さなミスや失敗があるかもしれないが、大きな失敗をする前に小さな失敗をたくさんしたほうが改善に向かっていく、というお話がありました。

本セミナーのタイトルにある「一点突破」のマーケティングも同様で、少しずつでも改善を重ねて時代の流れに遅れないようにすることが重要です。時代遅れのことを一生懸命やっていると、やらなくていいことも一生懸命やってしまうことになります。こんな無駄なことはありませんよね。

マーケット=市場ですが、そこにいるのは人(お客様)です。となると、マーケットのニーズとは人(お客様)が必要としていること・もの、といえます。そこに自分がやっているビジネスを合わせていくことがマーケティングであり、お客様(マーケット)の志向が変わったら、自分が出来ることも変えて合わせていかなければなりません。

これからは「必要を満たすということ」と「困り事の解決」にビジネスチャンスがある、と高橋さん。
そのチャンスを活かすには、まず自社を知る・顧客を知ることが大事です。とはいえ、中小零細企業にとっては全てを網羅的に対応することには限界があるので、何かに強みを持っている「専門家」になることができれば自分の価値が上がります。

自社の事業がマーケットの中でどのような強みがあるか、この分野については誰にも負けないということを作っていくことがカギになりますが、そのためには「自分(自社)は何ができるか」「5年後、どのような価値を周りに提供できているか」について、まず自分(自社)の経験やスキルを棚卸するとよいですね。

「必要を満たすということ」と「困り事の解決」を世の中が必要するのであれば、それに対して自分のスキルを上げ、自分のできることを増やしていくこと。一点突破で未来を切り開いていくには、常にこの点を考えておく必要があることを強く感じたセミナーでした。

セミナーではワークを交えて、高橋さんと参加者の間でヒアリングと応答が多く交わされたことで、参加者の方々も多くの気付きがあったと思える内容でした。

OiF国分寺館では、今後もオープンイノベーションにつながる様々なジャンル・分野のイベントを企画しています。
今回ご参加できなかった方も、ぜひ一度OiF開催のセミナーにご参加ください!


 


登壇者 略歴
高橋 秀樹  
・流通コンサルタント 株式会社アバンダイフ代表取締役社長  
・株式会社セブン-イレブン・ジャパン、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社、株式会社エーエム・ピーエムジャパンを経て独⽴。
・現場主義に基づきロイヤルカスタマーづくりの⼿法を研究、コンサルティング活動や中⼩企業、商⼯会議所での講演活動を⾏っている。


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