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中小企業における組織づくり ~採用・定着の成功事例を学び、自社の魅力を再発見~ イベントレポート



採用が難しい時代に、まず見直すべき「考え方」


近年、中小企業を取り巻く採用環境は大きく変化しています。働き方や価値観の多様化、労働人口の変化、技術革新などにより、「募集を出しても人が集まらない」「応募はあっても面接に来ない」といった課題を抱える企業は少なくありません。

本イベントでは、採用・定着を単なる手法やノウハウの問題として捉えるのではなく、「どのような人材に選ばれたいのか」「自社の魅力をどう捉え直すか」という考え方の整理に重点を置きました。
市場環境や人々の意識変化を踏まえながら、採用活動に潜みがちな思い込みやバイアスを外し、自社の採用・組織づくりを見直す視点を共有する場となりました。


思い込みを外し、自社の魅力を再発見する視点


前半では、採用市場や働き方を取り巻く環境の変化について整理しました。
共働き世帯の増加、男性育休への意識変化、シニア層や外国人労働者の増加など、人材を取り巻く前提条件が大きく変わっていることが共有されました。

その上で、「人が来ない理由」や「採用すべき人材像」に対する思い込みやバイアスを可視化。
クリティカル・シンキングの視点から、「それは本当か?」と問い直すことで、採用活動をアップデートする必要性が示されました。

また、中小企業における採用・定着の成功事例として、システム開発事業者、運輸倉庫事業者、電機工事事業者の具体的な取り組みを紹介。
条件競争に頼らず、働き方や強みの再設計によって「選ばれる会社」になった事例を通じて、やり方ではなく考え方をインストールすることの重要性が共有されました。


ワークを通じて、自社の採用方針を具体化


後半では、ワークを通じて参加者自身が自社の魅力や特徴、ターゲットとする人材像、譲れない条件を整理しました。

IT、飲食、製造業など多様な業界から参加があり、「ターゲットとなる人材は何を求めているのか」「選ばれる会社になるために何を打ち出すのか」を言語化することで、自社の採用方針を具体化する時間となりました。

少人数での進行だったこともあり、参加者それぞれの状況に応じた意見交換やフィードバックが行われ、自社に置き換えて考えられる実践的な学びの場となりました。


まとめ

本イベントを通じて、参加者は採用・定着を「人が来ないから仕方ない」と諦めるのではなく、自社の魅力が伝わっていない可能性に目を向ける視点を得る機会となりました。

参加者からは、「無料にも関わらず非常に参考になった」「自社の採用活動について具体的なアドバイスが得られた」といった声が寄せられ、考え方と実践を結びつけた内容への満足感が伺えました。

「考える(Think)」だけで終わらせず、「行動する(Do)」へ——。
自社らしい組織づくりと採用に向けて、一歩踏み出すためのヒントになれば幸いです。



株式会社ルクスアソシア
代表取締役
中小企業診断士
国家資格キャリアコンサルタント
浅葉 名津美 氏

【略歴】
大学卒業後、キャリア教育や人材育成に関わる仕事を続ける中で、「人が安心して力を発揮できる環境づくり」の重要性を実感し、企業・学校・公的機関など多様な現場でキャリア支援に携わる。

企業では採用担当として、ダイレクトリクルーティングや求人票の改善に取り組み、応募が集まりにくい状況においても、自社の魅力を丁寧に言語化し届ける採用広報の手法を培う。
現在は、採用・定着・人材育成を中心とした人事領域の支援や研修講師として活動している。

知名度に課題を抱える中小企業に対しては、企業の強みや魅力を整理し、「選ばれる会社づくり」につながる採用・組織づくりの支援を行っている。


今後もオープンイノベーションフィールド多摩 国分寺館では多摩地域の中小企業の皆様にとって有益な情報を届けてまいりますので、足をお運びください。


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