はじめに 自社の魅力を“伝わる形”にする第一歩
中小企業が持つ製品や技術を効果的に発信し、外部とのつながりを広げることは、オープンイノベーションを進める上で欠かせません。本イベントでは、中小製造業を中心に100社以上の動画を手がけてきた菅野契也氏を講師に迎え、中小企業の現場を熟知する立場から、「動画を通じて自社の魅力をわかりやすく伝える方法」を具体的に解説いただきました。
学びと体験:企画力が“伝わり”を変える
講義では、「動画制作で最も大切なのは企画」と強調。“だれに・どこで・なにを”を明確にすることで、目的に合った構成や見せ方が変わることを解説しました。
著名な動画クリエイターたちも、最も時間をかける工程は企画であり、長く継続して動画制作や投稿をしていくためには、とても大事です。
さらに、動画の用途別ポイントとして以下の例を紹介。
• 製品紹介動画:課題解決ストーリーで訴求する
• 事例動画:顧客の声を取り入れ信頼性を高める
• 展示会動画:一瞬で伝わるビジュアル重視設計
• Eラーニング動画:操作や手元を映して理解を促進
実際の制作事例を見ながら進める構成で、映像づくりの“具体的なイメージ”を掴むことができました。
スマホでもできる!明日からの実践テクニック
プロでなくても実践できるスマホ撮影のコツを紹介。「スマホを動かさない」「寄って撮る」「10秒撮る」という3つの基本ルールで、ぐっと見やすく伝わる動画になることを、実演を交えて解説しました。
特に撮影の際、「スマホを必要以上に動かしてしまい、うまく映っていない」という悩みはよくあるもので、自分が考えている以上に動かさないようにして、1つずつシーンを区切った方が良い動画が撮れるそうです。
参加者からは、自社で実際に制作した動画に関するポイント指南など、具体的な質問が次々と寄せられ、講師がその場でアドバイスを行い、活発なやりとりが行われました。
まとめ
今回のイベントは、動画制作のテクニックを学ぶ場にとどまらず、“自社の魅力を見つめ直し、だれに、どこで、なにを伝えるかを学ぶ場”となりました。
オープンイノベーションフィールド多摩では、今後も中小企業が自社の強みを発信し、共創の輪を広げるためのイベントを展開していきます。
有限会社カンノ・カンパニー
代表取締役
菅野契也 氏
【経歴】
1988年、初代代表である父が始めたホームビジネスの家庭に生まれる。物心ついた時から常にMacが身近にあり、食卓ではビジネスのアイデアやマーケティングの話題が飛び交う中で育つ。
18才でカンノ・カンパニーに入社。ソフトウェア・エンジニアとして、データベースシステムの保守や自社サービスの開発を担当。
23才、心機一転イタリア・トスカーナ州のレストランで3年半、料理の修行をする。
27才で日本に戻り、中小製造業専門の動画制作サービス「動画製作所」を立ち上げ、100社を越える企業のPR動画を制作。
2020年、32才で父から事業を承継し、代表取締役に就任。
自社キッチン・スタジオでワインに合う料理を振る舞うシェフでもある。
今後もオープンイノベーションフィールド多摩 国分寺館では多摩地域の中小企業の皆様にとって有益な情報を届けてまいりますので、足をお運びください。