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今日からできる!試作品開発で失敗しない企画伝達力 イベントレポート



製品開発に欠かせない「伝える力」を学ぶ


設計・試作に必要な情報を整理し、正確に伝えることは、社内の意見調整や外部パートナーとの連携に欠かせません。
本イベントでは「現場に伝わる企画書作成力」をテーマに、基礎知識と実践ワークの両面から学びました。


製造業・設計・開発など、意味と役割を正確に知る大切さ


自己紹介を行い、参加者の業務や課題を共有し、講師の小田氏が一人ひとりに合わせて進行しました。

講義では「製造業とは?」「設計・開発・企画の具体的な役割とは?」など、知っているようでいて、実は曖昧になりがちな概念やプロセスについて、事例を交えて解説しました。によって異なる認識があるため、正確な理解することが伝えるために重要なことです。

プロセスの理解に加えて、より具体的に「設計と開発の違い」、「製品設計でよくある間違い」、「市場をイメージする考え方」など、すぐ実践できるポイントを紹介しました。

■講義のポイント
・製造業には、設計・部品(町工場含む)・組立の3つがある
・よくある誤解として、試作品/開発品をたくさん作れば販売する製品になると思われがちだが、製品化するためには、その後にしっかりとした設計が重要。
・設計に関わる情報の多くが、企業機密であるため、学びたくてもそのすべがない。
・開発と設計は似ているようで、区別する必要がある。開発は、新しい機能の検討であり、設計はお客様に売れる形にすることである。
・創りたい市場をイメージすることが大切。どのような環境や状況、どのような人に、どのような幸せや便利さを提供するかを考え、状況を思い描き、言語化することが重要


ワーク:製品アイデアを形にして伝える


後半は「新しく便利な機能を持ったゴミ箱を考える」というテーマで演習を実施。

参加者は自分のアイデアを図や文章にまとめて発表し、講師からフィードバックを受けました。
「どの情報を伝えるべきか」「どのように表現すれば理解されやすいか」を実践的に学ぶことができました。


まとめ

設計や開発の役割を正しく理解し、自分のアイデアを相手に伝わる形に整理することは、社内の手戻り防止だけでなく、外部パートナーとの連携やオープンイノベーションの推進にも役立ちます。

今回の学びは、単なる知識の習得にとどまらず、日々の業務や将来的な製品開発に気づきを与えるヒントになれば幸いです。今後も、ものづくりをテーマにしたイベントを提供していきます。



ロジカル・エンジニアリング
代表
小田 淳 氏

(現在の活動)
ソニーにて、29年間でプロジェクターなど16モデルの製品設計をする。また、駐在を含み7年間、中国で部品と製品の不良対策に携わる。
2017年にロジカル・エンジニアリングを設立し、自社オリジナル製品を作る中小企業やスタートアップ企業を支援する。コンサル、研修、執筆が主な活動。

(経歴)
1987年 上智大学 機械工学科卒業
1987年 ソニー(株)入社 モニター部(外装/シャーシ設計)
2000年 プリンター部(搬送/静音/防塵設計)
2007年 プロジェクター部(冷却設計)
2009年 ソニーチャイナ(不良対策)
2016年 ソニー(株) 退社
2017年 ロジカル・エンジニアリング設立
(著書)
「中国工場トラブル回避術」日経BP
「製品化5つの壁の越え方」日科技連
(コラム 雑誌/Web)
「日経ものづくり」、「日経XTECH」:日経BP
「機械設計」、「型設計」:日刊工業新聞
「MONOist」:ITmedia




今後もオープンイノベーションフィールド多摩 国分寺館では多摩地域の中小企業の皆様にとって有益な情報を届けてまいりますので、足をお運びください。


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