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数字が苦手でも大丈夫!お金の流れを“見える化”して経営を考える イベントレポート



「利益が出ているのに苦しい」——その理由を“お金の流れ”から考える


中小企業の現場では、「決算書は見ているが、経営判断にどう活かせばよいか分からない」「数字が苦手で、資金繰りは後回しになっている」といった声が少なくありません。
特に、利益が出ているにもかかわらず資金が不足する状況は、多くの経営者が直面する悩みの一つです。

本イベントでは、売上や利益といった結果の数字だけでなく、“お金の流れ(資金繰り)を軸に経営を考える視点”に焦点を当て、数字が苦手な方でも経営の見え方が変わる考え方を共有しました。
単なる知識習得ではなく、「数字との向き合い方」を整理することを目的に開催されました。


決算書と資金繰りの違いを整理し、経営の構造を理解する


前半では、事業継続においてなぜ資金繰りが重要なのかを整理し、「資金繰りとは何か」を基礎から解説しました。
あわせて、損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)の構造をおさらいし、決算書だけでは資金の動きが見えにくい理由について説明が行われました。

「利益」と「現金」は必ずしも一致しないこと、決算書を見ているだけでは、将来の資金不足リスクに気づきにくいことなど、経営判断に直結するポイントが丁寧に整理されました。

参加者からは、「決算書と資金繰りの違いがはっきり分かった」「なぜ黒字でも資金が足りなくなるのか理解できた」といった声が聞かれ、経営の構造を捉え直すきっかけとなりました。


ワークを通じて、“見える化”を経営判断につなげる


後半では、簡単な事例を用いた資金繰り表の作成演習を実施。
実際に手を動かしながら現金の流れを可視化することで、講義を聞くだけでは理解しづらい内容を、具体的にイメージできる構成となりました。

さらに、作成した資金繰り表をもとに、どのようなリスクが読み取れるのか、どんな打ち手が考えられるのかを参加者同士でディスカッション。
「資金繰り表をつくって終わり」ではなく、それをどう経営判断に活かすかに踏み込んだ解説が行われました。

飲食店の店主や、夫婦で事業を営む方など、経営に直接携わる参加者が多く、それぞれの状況に引き寄せながら考えることで、理解が深まり、高い満足度につながりました。


まとめ

本イベントを通じて、参加者は「数字が苦手でも、経営を数字で考えることはできる」という実感を得る機会となりました。
売上や利益を見るだけでなく、お金の流れを把握し、先を見据えて判断することの重要性を理解することで、経営の見え方が大きく変わります。

資金繰り表というツールをきっかけに、「今、何が起きているのか」「これから何に備えるべきか」を考える視点が共有され、経営判断に活かすための第一歩を踏み出す学びの場となりました。



ライトハウスマネジメント 代表
中小企業診断士
山口 真徳 氏

【略歴】
商社にて皮革、原木、靴などの輸入・営業に従事。その後、英国ブーツブランドの日本法人設立に参画。設立後3年で事業を軌道に乗せたのち、米国ブーツ・アパレルブランドに移籍。20年以上にわたり外資企業にてファッション分野の法人営業・管理に携わる。市場の変遷や取引先業の淘汰を目の当たりにした経験から現在は資金調達や資金繰り、経営者保証の解除など主に資金・会計面から中小企業を支援している。

【資格】
中小企業診断士、認定経営革新等支援機関、認定M&A支援機関

【公的活動】
TOKYO創業ステーションTAMA プランコンサルタント、杉並区産業振興センター 創業経営相談員


今後もオープンイノベーションフィールド多摩 国分寺館では多摩地域の中小企業の皆様にとって有益な情報を届けてまいりますので、足をお運びください。


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