はじめに
株式会社タシロ代表取締役・田城功揮さんより、自己紹介を頂きました。
今までのキャリアについて、またプライベートではバスケットを熱心に行っていらっしゃるなど、楽しいお話をいただき会場の雰囲気が和らぎました。
事業継承と土壌づくり
◆ 第1部:事業承継時の決意
田城さんが事業を引き継いだとき、会社はどんな状況だったのか・・・?
社員数も少なく、またその構成も外国籍の方が中心だった当時の株式会社タシロ。
そこにコロナ禍という未曽有の世界的な危機に見舞われ、社員の方々は次々と自分の国へ帰ってしまったそうです。
そこで危機感を覚えた田城さんは「何とかしなければ」と強い決意を抱き様々な改革に着手することを決意。
町工場のイメージを変えたい、挑戦する文化を作りたい、その想いがひしひしと伝わってきました。
◆ 第2部:人材が育つ土壌づくり
まずは働きやすさを整えるところからスタートしたというお話から。
完全土日休み、年間休日120日、資格手当など、制度面をしっかり固め、様々な要望を聞きながら従業員にとって働きやすい会社を目指しそれらを考えた施策を打っていきました。
そのうえで評価の透明化やメンター制度、褒め合う文化まで様々なことを導入。
その内容は『小さな会社だからこそできること』を活かした工夫が満載でした。
成果と未来
◆ 第3部:見え始めた成果
取り組みを始めて半年、一年と経つうちに田城さんの粘り強い取り組みの成果が出てきました。
社内に前向きに自分から取り組む空気が浸透し始め、自社製品の開発がスタートしクラウドファンディングでピザ窯を作ったり、その製品が展示会でグランプリを取ったりと、外からの評価もどんどん上がっていきました。
お客様から直接喜びの声を聞いたり、様々な賞を取っていき結果が出始めると、若手社員の皆さんが以前に比べていきいきと仕事をするようになってきました。
「自分の仕事が見える形で成果につながっている」という意識が芽生え始めたのです。
◆ 第4部:2025年現在の成果と未来
今では採用チャネルも広がり、SNSや動画での発信も積極的に。
株式会社タシロでは資格手当やメンター制度も定着して、若手がどんどん育ち、積極的な社員の方が増えました。
また未来の話では、『OPEN INNOVATIVE FACTORY』という新社屋構想や、海外展開まで視野に入れているとのこと。
「湘南地域で一番の会社を目指したい」と、将来的な夢を大いに語っていただきました。
まとめ
今回のイベントで一番心に残ったのは、『文化はただ制度を定めただけではだめで、日々の積み重ねで会社は育つ』ということ。
働く社員のことを徹底的に考え、粘り強く取り組む田城さんの姿勢は、参加された皆様にとって素晴らしいヒントになったかと思います。
オープンイノベーションフィールド多摩ではこれからも皆様の役に立つような様々なイベントを企画しております。
株式会社タシロ
代表取締役
田城 功揮 氏
【略歴】
株式会社タシロ代表取締役。
神奈川県さがみロボット産業特区ロボリンクアンバサダー。
大学卒業後、大手人材紹介会社パソナに入社し、同時期に国際ボランティアNGO「NICE」の理事を務める。
2019年に家業であるタシロに入社し、採用強化や新規事業の推進に尽力。
コロナ禍を機に自社製品開発に着手し、アウトドア用の「3WAYピザ窯」を開発。
クラウドファンディングで目標金額の約3倍となる120万円を調達し、東京インターナショナル・ギフト・ショー「LIFE×DESIGNアワード」でグランプリを受賞。
2023年に代表取締役に就任。「日本一挑戦するベンチャー型町工場」を掲げ、町工場から日本の産業の盛り上げを目指している。
SmartHR Agendaの登壇や、テレ東「教科書にはのっていない○○のこと」、BSテレ東「グロースの翼」等、多数のメディアに出演。